ここでは子どもでも楽しめるトランプの定番遊びとそのルールについて紹介していきます。
トランプと言えばカードゲームの王道中の王道ですよね。
遊び方もバラエティに富んでおり、子どもから大人までどなたでも楽しめる魔法のカードです。
私自身、保育園のおもちゃ棚にトランプを置いているのですが、子どもたちが友だちと熱中して遊んでいる姿をよく見かけます。
遊び始めて楽しんでいるのは4歳以降でしょうか。
そんな一番小さな子どもたちでも楽しめるトランプゲームをこれから紹介していきますね。
ちなみに「子どもの楽しめるおすすめのカードゲーム」でその他のカードゲームも紹介しているので興味のある方は見てみてください。
ババ抜き
トランプと言えばでまず思い付くのがババ抜きですよね。
運要素だけでなく、駆け引き要素もありドキドキしながら楽しめる遊びです。
ジョーカーを引いてしまったときの「うわぁ!」というあの感覚が私は好きですね。
〜ババ抜きルール〜
①2枚あるババ(ジョーカー)から1枚除いた状態で参加者に平等にカードを配る ※1枚除いたババは使用用途なし
②手札にあるカードの中で同じ数字が2枚揃っていたらそのカードを捨てる 例)♡4と♢4があればこの2枚を捨てる(ここに♧4があっても捨てられるのは2枚)
③ ②を繰り返し、手札から2枚揃うカードがなくなったら準備完了
④じゃんけん等でカードを引く順番を決める
⑤ここから対決スタート カードを相手に見えないようにカードの背を相手に向けて持つ
⑥勝った人が次の人のカードを1枚引く 引いた後に②のように同じ数字が揃えばカードを捨てる
⑦ ⑥を勝った順番で繰り返し、最初に手札がなくなった人が勝ち
⑧ ⑥は最後の1人になるまで続け、最後にババを持っていた人が負けになる
ジジ抜き
続いて紹介するのはババ抜きとほぼルールが同じジジ抜きです。
ババ抜きではジョーカーを持っていたら負けというルールでしたが、ジジ抜きではどのカードがジョーカー的役割を持ったカードなのか最後までわかりません。
そのため最後まで勝敗がわからないドキドキ感があります。
〜ジジ抜きルール〜
①全カードから誰にも表の数字が見えないように1枚除いた状態で参加者に平等にカードを配る ※ババ抜きと違い、ジョーカーは2枚とも使用する
②手札にあるカードの中で同じ数字が2枚揃っていたらそのカードを捨てる 例)♡4と♢4があればこの2枚を捨てる(ここに♧4があっても捨てられるのは2枚)
③ ②を繰り返し、手札から2枚揃うカードがなくなったら準備完了
④じゃんけん等でカードを引く順番を決める
⑤ここから対決スタート カードを相手に見えないようにカードの背を相手に向けて持つ
⑥勝った人が次の人のカードを1枚引く 引いた後に②のように同じ数字が揃えばカードを捨てる
⑦ ⑥を勝った順番で繰り返し、最初に手札がなくなった人が勝ち
⑧ ⑥は最後の1人になるまで続け、最後に抜いていた数と同じ数のカードを持っていた人が負けになる
神経衰弱
記憶力が試される神経衰弱。
メモリーカード系の遊びとルールは同じなのでそちらの遊びを事前に楽しんできた子なら親しみやすい遊びだと思います。
子どもたちに誘われてよくやるのですが、手加減抜きで負けてしまうぐらい私は苦手です笑
〜神経衰弱ルール〜
①全カード、表の数字面を伏せた状態で散らばらせて置く
②じゃんけん等でカードをめくる順番を決める
③伏せられたカードを2枚めくる このとき同じ数字ならカードゲット!さらに2枚めくるチャンス!
④違う数字が出た時点でカードを伏せた状態に戻し、次の人がまた2枚めくる
⑤ ③④を全てのカードがなくなるまで繰り返す
⑥全てのカードがなくなった時点で一番多くカードをゲットしていた人が勝ちとなる
七並べ
七並べは数字の順番を覚える練習にもなる遊びですね。
慣れてくると戦略を持って遊べるカードゲームでもあります。
ジョーカーの使うタイミングも重要になってきますよね。
〜七並べルール〜
①2枚あるジョーカーから1枚除いた状態で参加者に平等にカードを配る ※1枚除いたジョーカーは使用用途なし
②7を持っている人は事前に場に出す、その際数字を表に向けて縦に4枚並べる
♤7
♧7
♡7
♢7
③じゃんけん等でカードを出す順番を決める
④ここから対決スタート カードを相手に見えないようにカードの背を相手に向けて持つ
⑤場に出ているマーク数字の前後のカードを順番に1枚ずつ出していく 例えば♡8を持っていた場合は♡7の隣に、♤6を持っていた場合は♤7の隣に置く
♤6 ♤7
♧7
♡7 ♡8
♢7
⑥ ⑤を繰り返し手札を最初になくした人の勝ち
⑦ ⑥は最後の1人になるまで続け、最後にジョーカーを持っていた人が負けになる
☆ジョーカーの使い方☆
ジョーカーを持っている人はどのカードの代わりとしてでも出せる 例えば♧9を持っていないが出したいときにジョーカーで代用することができる
♤6 ♤7
♧7 ♧8 ジョーカー(♧9の代わり)
♡7 ♡8
♢7
その際、♧9を持っている人は♧9をジョーカーの場所に置き、ジョーカーを引き取らなければならない
♤6 ♤7
♧7 ♧8 ♧9
♡7 ♡8
♢7
ぶたのしっぽ
別名ドーナツと呼ばれることもあります。
ドーナツ状にカードを広げて遊ぶのですが、ルールが単純なので子どもから楽しめる遊びです。
地域によってルールが違う場合があるのでご了承ください。
〜ぶたのしっぽルール〜
①数字面を伏せた状態で全カードをドーナツ状に広げて置く
②じゃんけん等でカードをめくる順番を決める
③置かれたカードから一枚めくり、ドーナツ状の真ん中にある空間に数字を上にして置く
④以下のカードをめくったときはめくった人がその場に出した全てのカードを引き取る
ー直前のカードと同じ数字
ー直前のカードと同じ色
⑤手持ちのカードが出来た人はめくるのではなく、手持ちから出していく
⑥ドーナツ状のカードが全てなくなった時点でゲーム終了、手持ちのカードが少なかった人から順番に勝ちとなる
※ジョーカーが出た場合は④の条件に引っかからない、ジョーカーの次のカードは何が出ても大丈夫
トランプ10
こちらはババ抜きの派生遊びです。
2枚を足して10を作るというものなので、数字を扱うのに興味を持ち始めた子どもたちに最適です。
うちの年長クラスでも簡単な足し算が流行っているので取り入れてます。
〜トランプ10ルール〜
①2枚あるババ(ジョーカー)から1枚除いた状態で参加者に平等にカードを配る ※1枚除いたババは使用用途なし
②手札にあるカードの中で2枚を足したら10になるカードを捨てる 例)♡2と♢8があればこの2枚を捨てる
③ ②を繰り返し、手札から2枚揃うカードがなくなったら準備完了
④じゃんけん等でカードを引く順番を決める
⑤ここから対決スタート カードを相手に見えないようにカードの背を相手に向けて持つ
⑥勝った人が次の人のカードを1枚引く 引いた後に②のように2枚足したら10になるカードがあれば捨てる
⑦ ⑥を勝った順番で繰り返し、最初に手札がなくなった人が勝ち
⑧ ⑥は最後の1人になるまで続け、最後にババを持っていた人が負けになる
スピード
2人で遊ぶときにおすすめなのがスピードです。
自然と瞬発力や判断力も鍛えられるのでおすすめですよ。
得意不得意は分かれますが、好きな子はずっとスピードで遊んでいる印象です。
〜スピードルール〜
①トランプを赤と黒に分け、それぞれの持ち札にする、その際に山札の状態で持つ
②自身の山札から4枚めくり、数字を上にして並べる
例)
赤プレイヤー ♡6 ♡Q ♢2 ♢8
黒プレイヤー ♧A ♤7 ♤4 ♧4
この際、黒プレイヤーのように同じ数字(♤4♧4)が出た場合は2枚重ねてさらにもう一枚場に出せる
③せーのでそれぞれ山札から一枚めくり真ん中に出す
例)
赤プレイヤー ♡6 ♡Q ♢2 ♢8
♡5 ♧10
黒プレイヤー ♧A ♤7 ♤4(♧4) ♤2
④それぞれ並べている4枚(重なっているものは1枚と考える)の中で、真ん中に出した数字と同数or前後のものを出していく
例)♡5の場合は4、5、6を出せる
※真ん中の2枚どちらに対しても出せる
⑤場に出している4枚を真ん中に出したことで空いた場所には、新たに自身の山札から引いて並べる
⑥ ④⑤を出せるカードがなくなるまで繰り返す
⑦互いに出せるカードがなくなったらもう一度③のように同時に1枚ずつ出してゲームを再開する
⑧最終的に先に山札、場の4枚を全て出し切った方が勝ちとなる
※ジョーカーはどのカードの役割にもなれるのでいつでも出せる
おわりに
いかがでしたか?
ルールが少し複雑なものもありますが、子どもの吸収力は早いのですぐ慣れると思います。
興味のあるものからぜひ試してみてくださいね!
また冒頭でも紹介しましたが、「子どもの楽しめるおすすめのカードゲーム」ではトランプ以外の様々なカードゲームについても載せていますのでよかったら参考にしてみてください。